一般干渉ルール(SOL/1)

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一般干渉ルール(SOL/1)

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一般干渉ルール

 

概要

このテンプレートルールを使用すると、コンポーネント間のほとんどすべての干渉を確認できます。

このルールでは、設計分野、コンポーネントタイプ、あってはならない干渉部分のタイプ、確認の許容誤差を選択できます。最良の許容誤差を見つけるには、実際の建造物モデルを使用して許容誤差を実験することをお勧めします。

デフォルト値でこのルールを実行しても、有益な結果は得られません。このルールは使用する前に設定する必要があります。

ルールの設定

 

ルールのパラメータは次のとおりです。
 

General_Intersection_Rule_1

 
確認するコンポーネント

フィルタを使用してコンポーネント1とコンポーネント2を選択できます。これらのコンポーネントの干渉部分をルールが確認します。このパラメータは、フィルタビューのテーブルと同様に機能します。
 
SMCでは、任意のコンポーネントタイプの干渉部分を確認できます。ルールの「確認するコンポーネント」で、コンポーネント1またはコンポーネント2にスペースコンポーネントがある行が存在する場合、ルールセットが開いているときに、スペースグループを除外する行が追加されます。これは、干渉チェックでスペースグループを完全に無視するようにするためです。

 
含める干渉

選択した分野の選択したコンポーネントタイプ間で許容されない干渉部分のタイプ、つまり、ルールが検索する干渉部分のタイプを選択します。以下のタイプを選択できます。

 

  • 重複 - このオプションを選択すると、干渉部分として、モデル内の重複コンポーネントの有無が確認されます。
  • 内側 - このオプションを選択すると、干渉部分として、モデル内で互いの内側にあるコンポーネントの有無が確認されます。
  • 重なり - このオプションを選択すると、干渉部分として、モデル内で重なっているコンポーネントの有無が確認されます。

 

また、同じシステムのコンポーネントとの干渉部分を無視することも可能です(設備コンポーネントは通常、システムと関連付けられています)。

 

 
例外

 
 
結果の最適化、効率の向上、確認の品質向上を行う必要があるため、「例外」ダイアログボックスが実装されています。
 

「例外」ボタンには、「例外的干渉部分」というダイアログボックスがあります。このダイアログボックスでは、以下のスクリーンショットで示す4つの例と同じコンポーネントがフィルタパラメータで選択されている場合、確認中に無視されます。

 

 
Exceptional_Intersections_Dialog

 
 

  • 壁を貫通するダクトまたはパイプ
     

前提条件として、壁とダクトまたはパイプは、コンポーネント1テーブルとコンポーネント2テーブルの「確認するコンポーネント」セクションにある必要があります。

このケースでは、第1フィルタでダクトまたはパイプを選択し、第2フィルタで壁を選択した場合は、確認中に、ダクトまたはパイプあるいは壁の間の干渉は無視されます。

 

- 最小突出

 

このパラメータでは、反対側の壁を通るダクトまたはパイプの突出の許容範囲を指定できます。この値を使用すると、案件が結果ビューでレポートされないように、パイプまたはダクトは壁との間の干渉を無視して、この値の範囲内で壁の反対側に突出することになります。この突出が許容値を超えた場合は干渉が無視されず、これについて結果ビューに案件が作成されます。

 

 

  • スラブを貫通するダクトまたはパイプ

 

前提条件として、スラブとダクトまたはパイプは、コンポーネント1テーブルとコンポーネント2テーブルの「確認するコンポーネント」セクションにある必要があります。

このケースでは、第1フィルタでダクトまたはパイプを選択し、第2フィルタでスラブを選択した場合は、確認中に、ダクトまたはパイプあるいはスラブの間の干渉は無視されます。

 

- 最小突出

 

このパラメータでは、反対側のスラブを通るダクトまたはパイプの突出の許容範囲を指定できます。この値を使用すると、結果ビューで案件がレポートされないように、パイプまたはダクトはスラブとの間の干渉を無視して、この値の範囲内でスラブの反対側に突出することになります。この突出が許容値を超えた場合は干渉が無視されず、これについて結果ビューに案件が作成されます。

 

 

  • 低いほうの高さが吊り天井の高さに一致する照明器具

 

前提条件として、照明器具とつり天井またはスラブは、コンポーネント1テーブルとコンポーネント2テーブルの「確認するコンポーネント」セクションにある必要があります。

このケースでは、第1フィルタで照明器具を選択し、第2フィルタでつり天井を選択した場合は、確認中に、照明器具とつり天井の間の干渉は無視されます。

 

- 最大突出

 

このパラメータでは、つり天井またはスラブの下の照明器具の突出の許容範囲を指定できます。この値を使用すると、結果ビューで案件がレポートされないように、照明器具はつり天井またはスラブとの間の干渉を無視してこの値の範囲内でつり天井またはスラブの下に突出することになります。この突出が許容値を超えた場合、つまり、照明器具が指定値を超えてつり天井またはスラブの下に突出した場合は干渉が無視されず、これについて結果ビューに案件が作成されます。

 

 

  • フェイスが壁面と一致するエアターミナル

 

前提条件として、エアターミナルと壁コンポーネントは、コンポーネント1テーブルとコンポーネント2テーブルの「確認するコンポーネント」セクションにある必要があります。このケースでは、第1フィルタでエアターミナルを選択し、第2フィルタで壁コンポーネントを選択した場合は、確認中にエアターミナルと壁コンポーネントの間の干渉は無視されます。

 

- 最大突出

 

このパラメータでは、エアターミナルまたは壁面と一致するバルブの突出の許容範囲を指定できます。この値を使用すると、結果ビューで案件がレポートされないように、エアターミナルは壁面との間の干渉を無視してこの値の範囲内で壁面から突出することになります。この突出が許容値を超えた場合、つまり、エアターミナルが指定値を超えて壁面から突出した場合は干渉が無視されず、これについて結果ビューに案件が作成されます。

 

干渉部分の許容誤差

 
水平方向許容誤差

干渉部分の水平方向の最大寸法がこの値より小さい場合は、干渉部分によって案件が生成されることはありません。

 
垂直方向許容誤差

干渉部分の垂直方向の最大寸法がこの値より小さい場合は、干渉部分によって案件が生成されることはありません。

 
体積の許容誤差を使用
 
体積の許容誤差を使用して、小さい体積の干渉部分を除外します。体積の計算は、ソリッド形状にのみ有効です。

 
体積の許容誤差

ここで入力した値は確認に使用され、その値より小さい体積を持つ干渉部分が承認されます。

 

干渉コンポーネントが以下の場所にある場合は干渉部分を無視:

干渉コンポーネントが同じシステムに存在するか、同一画層とモデル内に存在する場合は、干渉部分を無視できます。

 

重要度パラメータ SeverityParameter_Icon

詳細については、重要度パラメータを参照してください

 
 

結果の分析

 

ルールは、干渉部分のタイプとコンポーネントの位置とタイプによって、結果を様々なカテゴリに整理します。干渉部分のタイプのカテゴリは、以下のとおりです。

 
重複コンポーネント

このカテゴリでは、干渉コンポーネントが重複している干渉部分(つまり1つまたは複数のコンポーネントと形状と位置が同一)のすべてのインスタンスを一覧します。これらはすべて、通常、モデル内での冗長性を表すので、重要度の高い案件です。これらの問題を修正するために、通常、案件内の1つ以外のすべてのコンポーネントがルールにより自動的に除外されます。これは同じ構造形式を持つ案件内のすべてのコンポーネントに対して行なわれます。

 
互いの内側にあるコンポーネント

このカテゴリでは、コンポーネントが別のコンポーネントの内側にある干渉部分のインスタンスを一覧します。これらはすべて、通常、モデル内での冗長性を表すので、重要度の高い案件です。これらの問題を修正するために、別のコンポーネントの内側にあるコンポーネントは、ルールにより自動的に除外されます。たとえば以下のスナップショットでは、2つの壁が互いに干渉しています。

 

Components_Inside_Each_Other

 

 

異なるフロアの類似干渉部分

このカテゴリでは、複数のフロアで類似のオカーランスのある干渉部分を一覧します。修正を容易にするため、同じ干渉部分はサブカテゴリにまとめられます。そのようなカテゴリを1つ選択すると、通常、干渉コンポーネントの「タワー」が表示されます。

 

image6

 

サブカテゴリは干渉部分の体積の降順で一覧されます。最大の干渉部分がルールセットツリーの先頭に表示されます。

 

同一フロアの類似干渉部分

このカテゴリでは、1つのフロアに複数発生する干渉部分を一覧します。サブカテゴリをクリックすると、同じ形状を共有する干渉部分が表示されます。

 

Similar Intersections in One Floor

 

建造物の異なるフロアにある干渉コンポーネント

このカテゴリでは、異なる建造物フロアのコンポーネントが干渉する干渉部分を一覧します。干渉部分は、コンポーネントのタイプと数によってサブカテゴリに分類されます。通常、このカテゴリの干渉部分は、以下の例に示すような干渉コンポーネントのクラスタです。

 

Intersecting Components in Different Building Floors

上記のカテゴリと同様に、案件が干渉部分の体積の降順でソートされます。

 

干渉コンポーネント

このカテゴリでは他のカテゴリに当てはまらない案件が一覧されます。これらの案件は、上記のカテゴリのようにカテゴリ化されソートされます。

 

ルールの重要度

案件の重要度は、以下の要因で決まります。
 

モデルの分野(意匠、配管など)

コンポーネントタイプ(壁、ドア、柱、パイプなど)

干渉部分の方向(交差パイプ、平行パイプなど)

コンポーネントのサイズ(コンポーネント境界ボックスの最小寸法など)

 

注意:複数の干渉コンポーネントを含む案件では、最も重要度の高い干渉部分が重要度を決定します。たとえば、3つの配管が1つの壁に干渉しており、配管の1つが壁と平行している場合(重要度は高)、案件全体の重要度が高となります。

この情報を使用すると、干渉部分の重要度を使用して、重要度が低いものから重要度が高いものまで、問題を素早く特定できます。

 
重要度(高)の案件の例:

 
 

重複コンポーネント

互いの内側にあるコンポーネント

ドア、窓、柱、または梁とのすべての干渉部分

干渉部分の深さが20 mmを超える並行干渉部分

ドア、窓、梁、または柱との任意の干渉部分

 

重要度(低)の案件の例
 
 

小規模な配管同士の交差

意匠壁または意匠スラブと壁またはスラブの交差

意匠壁または意匠スラブと設備コンポーネントの交差

 

カテゴリ順序

分野とコンポーネントタイプの値によって、カテゴリツリーに以下のレベルを含めることができます。
 
 

1.

分野(複数の分野がパラメータで選択されている場合のみ)

2.

コンポーネントのタイプまたはシステム(複数のコンポーネントタイプがパラメータで選択されている場合のみ)

3.

干渉部分のタイプ

4.

構造形式

 

設備システムが他の分野と照合される場合のカテゴリレベルは、以下のとおりです。
 
 

1.

コンポーネントタイプ(壁、スラブ)

2.

干渉されるコンポーネント(スラブ.1.10)

3.

干渉するコンポーネントのシステム

 
2番目のレベルを選択すると、干渉されるコンポーネントに干渉しているすべてのコンポーネントを一度に表示できます。システムレベルカテゴリを選択すると、1つのシステムの干渉しているコンポーネントが表示されます。

 

レポートされるデータ

 

ルールは、干渉部分の体積に関するレポートを提供します。干渉部分のコンポーネントは、その構造形式(スペースタイプ別のスペース)に従って編成され、コンポーネントの総体積と干渉部分の総体積(実際の値とコンポーネントの総体積とを比較したパーセント値)がレポートされます。このテーブルは、各構造形式のモデルに存在する余分な体積の概要を示します。

 

Report_01
 

ルールのツール

 

ルールのツールパネルは、レポートと同じテーブルを含みます。テーブルには、判定のカラムが追加されているので、ツールパネルから、指定のタイプのすべてのコンポーネントに関して判断することができます。
 

 

Rule_Tools_01

 

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